土地選びについて。

2020.02.16


こんにちは、不動産ドットネット愛知の佐藤です。

いつも弊社ホームページをご利用頂き、誠にありがとうございます。

さて、半田・武豊エリアでは慢性的な物件不足の影響もあって、

土地の購入からお住まいを検討される方が苦労されています。

そこで、今回は土地探しについて少しお話をしたいと思います。

まず、こちらの写真をご覧ください。

googleのストリートビューの画像なので少し歪んでいますが、

道路との境界ギリギリまで植栽が植わっていて圧迫感がありますね。

そして、どうやら道路と敷地に高低差がありそうな事が

奥に見える古家の高さから伺えます。

さてここからが本題ですが…ご自身の住宅を建築する土地として、

この物件を購入することが出来るでしょうか?

多くの方は土地をお探しの際、いわゆる「更地の正形地」を

希望されると思います。

しかしながら、実際売りに出ている物件のラインナップや予算によって、

変形地や高低差のある土地も検討に加えなくてはなりません。

もちろん、最初に思い描いた理想から遠ざかってしまう事になるので

悩んでしまう…という場面が、土地探しでは往々にしてあります。

大切なのは、大前提としてご自身が何を優先されるかという事。

「何が何でも住まいが欲しい!」

と思えば、今 出そろっている物件の中からどれかを選ばなくてはなりません。

特に、「出来るだけ早く」という事であればなおさらです。

一方で、

「急いでいない」

「いい土地が出てきたら」

「そのうちに」

という事であれば、焦らずひたすら待つ事も出来ます。

ただ、待ったところで良い土地が必ずしも出てくるとは言えないのが

正直なところなので、

「急いではいないけれど、いずれは住まいを持ちたい」

とお考えであるならば、「待つ」という姿勢のままでは

いつまでも希望が叶わないかもしれません。

そういった時に、例えば先ほどの画像の土地しか要望に合いそうな

物件が無かったら?

…多くの方は、きっと検討する前に候補から外してしまうのでは

ないでしょうか?

一般の方からしたら完成形の想像がつかないでしょうし、

まともに家を建てられる状態まで造成するのにいくら費用が

かかるのか見当もつかないと思うので、無理もない事だと思います。

ここで種明かし。

先ほどの画像、実は僕が昨年自宅を建てた土地だったりします。

建築中の様子は弊社ホームページのブログで「とある社員の持家計画」として

全37回に渡ってお伝えしてきましたが、土地については植栽と古家解体後の

画像しか掲載していなかった事を思い出し、今回載せてみた次第です。

高低差を隠してしまうほど植栽が生い茂っていて、

正直なかなかの状態でしたよね?(笑)

でも、そんな土地も解体後には…

こんな感じになるわけです。高低差こそ残っていますが、

「これなら何とか家が建ちそうだ」

と思えるのではないでしょうか?

幸い、僕がこの物件を検討する時にはここまで仕上がって

いたので、比較的決断しやすい状態ではありました。

ただ、僕もそこから擁壁工事込みの先行造成で250万円を

掛けたくらいなので、この状態でも一般の方が購入を決断するのは

難しかったはずです。

だからこそ、僕が購入するまで誰も手を出さなかったわけですが、

裏を返せば

“誰にでも買うチャンスのあった土地”

という事でもあったんですけどね。

で、この土地に先行造成をかけると…

こんな感じになるわけです。

駐車場スペースの土をすき取って、土留めの擁壁を組んで…

ここまで来れば、きっと一般の方が見ても

検討に入れていいなと思って頂けるではないでしょうか?

…もちろん、物件がこの段階に差し掛かっているという事は、

分譲地でもなければ既に誰かが購入しているケースが殆どなので、

当然その前に購入を決断する必要があります。

そしてその決断をする手助けしてくれるのが建築業者さんです。

もちろん、我々不動産業者も

“法令や条例に適合したものであれば建築可能な土地”である

事をお調べして仲介させて頂くわけですが、

“ご要望が叶う建物”が建てられるかについては

建築業者さんの範疇になりますし、そこは

設計士さんの腕の見せ所でもあります。

例えば、検討しようとしている土地が

このブログの冒頭に載せた写真のような状態だったとしても、

建築のプロが見れば活路を見出す事が出来るかもしれません。

建つか建たないかの判断を自分でしようとせず、

少しでも可能性を感じる物件があれば即、建築業者さんに

相談される事をお勧めします。

業者さんのお墨付きさえ得られれば、

決断への強力な後押しとなるはずですし、

不安を抱えたままでは土地も買えませんから。

ちなみに、現況は建物が建っていたり植栽が生い茂っていても、

引き渡し時には更地にしてくれる…という物件もあるので、

物件資料の引き渡し条件欄を確認してみて下さい。

「解体更地渡し」「現況渡し」

等の記載があるはずです。

売れるかどうか分からない土地だから…等の理由で、

契約が決まってから売主側で解体する予定で販売されているケースも

多いので、現況で判断するのは禁物です。

ビフォーアフターではありませんが、

最後に解体前の写真と建物完成後の写真を並べてみます。

解体前

            

完成後

…なかなかの変わりようですね(笑)

一見 建築の難しそうな土地でも、

これくらいの仕上がりまで持っていける事はザラにあるので、

ちょっと難のある土地でも是非検討してみて下さい。

建築業者さんと連携して、弊社としても出来る限りのお手伝いを

させて頂きます!

なお、以下に第1回目と37回(最終回)のブログのリンクを貼っておきますので、

興味のある方はチェックしてみて下さい。

…全37回なので、遡るのに骨が折れるかもしれませんが(笑)

皆様からのお問合せを、心よりお待ちしております。

不動産ドットネット愛知 佐藤

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